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ネットカフェ、ニットカフェ、キャットカフェ 2009年4月30日放送

「カフェ」は大正から昭和初期にかけて流行、女給さんが酌をして洋酒類を飲ませた飲食店に付けられた言い方ですが、その後はあまり使われて来なかったという感じがします。最近はいろいろなカフェが話題になっていて、今日は「語呂合わせ」ではないのですが「ネット」「ニット」「キャット」の3つを取り上げて見ました。

まずは「ネットカフェ」。インターネットカフェそのものは10年ほど前から急激に普及しすでにおなじみですが、最近の話題はむしろ「ネットカフェ難民」。24時間営業で比較的安い料金ということもあって、住所不定の日雇い派遣の人達の利用が多いことから名前が付いてしまったようです。 3年ほど前の日本テレビの「NNNドキュメント」という番組のデイレクター水島宏明氏の命名だと云われていますが、2007年の新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれ、最近の不況の影響もあって格差社会、貧困問題を象徴するような言葉として定着してしまっています。

それにしても「難民」という言い方は極端で、業界団体である「JCCA・日本複合カフェ協会」は「ネットカフェ難民」は差別用語だとしてセンセーショナルなマスコミ報道に対し強い抗議声明を出しています。当然風評被害も大きいわけで、ある情報によるとJCCAは厚労省のネットカフェ難民の実態調査への協力も拒んだとされ、正確には分らないようですが、厚労省の2007年の発表では全国で約5,400人のネットカフェ難民がいたと報告されています。

昨年の10月あたりから表面化した大不況による派遣切りなどで、この数は急激に増えているようです。難民という言い方は今の暗い世相を映し出しているようで何ともやり切れない気分です。

次の話題は「ニットカフェ」。編み物には縁のない私は「ニットカフェ」なるものがあることさえ全く知りませんでした。自宅で一人静かに編み棒を動かすのではなく、カフェに集まり、会話を楽しみ、お店が主催するイベントやワークショップなどにも参加して、編み物に心の癒しを・・というニットカフェが静かなブームとなっているのだそうです。 ニットカフェは2001年の911同時多発テロ事件以降のニューヨークが発祥の地とされています。手を動かしてこまごましたものを造り出す編み物は、想像以上にリラックス効果があるとされ、あの大きな事件に衝撃と心の痛手を受けた人々がそれぞれ毛糸と編み棒を持ち寄り、お互いに言葉を交わし、毛糸を編んで行く手の動きに気持ちを集中させることで、心の落ち着きを取り戻し、癒しを得ることから拡がって行ったのだそうです。

日本でも、40年の歴史を持つ「日本編物文化協会」や関連のメーカーなどもバックアップしてニットカフェは全国に拡がりつつあるようです。文京区・千駄木にある「トレマーガ」というニットカフェでは、初心者向けにはカフェセット1,000円、編物キット代1,200円、4時間のレッスンが2,000円で合計4,200円のセットメニューが用意されています。自分で出来る人は1,000円のカフェセットで長時間楽しめるという趣向です。昭和50年、都はるみの「北の宿から」が大ヒットしました。“着てはもらえぬセーターを 寒さ堪えて編んでます”阿久 悠の作詞が印象的です。誰のため、何のためかは別として女性が一心不乱に編み棒を動かす姿は、優しさ、美しさ、愛の象徴と感ずるのは男の身勝手でしょうか。編み棒を無心に動かして自ら癒されるだけでなく、見る人も癒されるのかも知れません。

私が住んでいる千葉県柏市、駅前に猫と遊べるキャットカフェ「猫の手」というお店があります。猫が好きでも事情があって自分で飼えない人、いろんな猫と無邪気に遊ぶことで癒される人など、かなり多くのお客が訪れているようです。「猫の手」にはそれぞれ可愛らしい名前が付けられた「猫スタッフ」と呼ばれる15匹の猫たちがいます。猫が好むたくさんの遊び道具や、高いところまで登れる棚など工夫の凝らされた猫部屋の設計です。カフェスペースはガラスで仕切られた反対側にあり、衛生面を考えた造りになっています。

基本料金は1時間800円で15分毎に220円。飲み物や日替わりの手作りケーキ、パスタやカレーなど飲食物は別料金ですが、高いと思うかどうかはお客次第というところでしょうか。柏の「猫の手」は千葉県で初のキャットカフェとか、インターネットのキャットカフェ・リンクでは全国に22軒がリストされています。 猫のカフェがあれば、当然のように犬のドッグカフェもあるのですが、こちらは自分の犬を一緒に連れて行けるカフェの方が主流のようです。

21世紀の世の中は多種多様、いろいろなカフェはビジネスチャンスなのか、嘆かわしいと思うのか、評価の分かれるところです。

 
 
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